沿革
株式会社 理工化学研究所は、理化学/医学等の測定機器、分析機器、実験機器や、工業計測器の開発製造、修理、売買を行うことで、広く社会に貢献することを目的に、昭和55年 (1980年) 4月に設立されました。
丁度この時期、工場排水の水質総量規制の実施により、有機汚濁モニターとしてCOD値の測定できる計測器の需要が高まり、弊社では紫外線吸光光度法による、UV計(有機汚濁モニター)の開発に成功し、OEM機器として計装システム業界に提供することができました。
その後、液体クロマトグラフ分析装置用の吸光光度/蛍光光度法等の各種検出器や、カラム恒温槽・サンプラー等を装置メーカーにOEM提供したり、ペンタイプのコロニーカウンターや、化学発光法によるアセチルコリン分析計、高圧パルス電源を用いた各種細胞へのDNA導入装置/細胞融合装置、PCR法用の遺伝子増幅恒温槽等の生化学研究用の機器等も斯界のご要望に応じ開発提供してまいりました。
また、乳化濁度検出法によるタンカーバラスト水排出監視用オイル計、近赤外線散乱光度法による高濃度・低濃度濁度モニター、レーザーネフェロメトリーによる高感度上水濁度モニター等を製品化しています。
紫外線吸光光度法のモニターは、下水処理水管理用の酸化態窒素モニター/全窒素濃度モニターやオゾンモニター等の新しい機器の開発につながり、更にガス抽出置換導電率変化検出法による水中溶存全炭酸濃度計や下水処理水・し尿処理水等のアンモニア性窒素モニターや、モリブデン酸ブルー法による全リン濃度モニター等の製品も開発しています。
年表
1980年4月 | 資本金600万円を以って、株式会社理工化学研究所を設立 |
1980年6月 | 資本金1,200万円に増資 |
1980年6月 | 計量器製造事業の登録を受ける。登録番号第24号 |
1980年7月 | 水質汚濁総量計測用紫外線吸光光度計(UV計)を開発 |
1980年10月 | 簡易紫外線吸光度測定器を開発 |
1981年1月 | 超低周波交流抵抗測定装置の開発とマイコンシステムによる全自動化の完成 |
1981年2月 | 電圧検知による電池用充放電周期制御装置の開発 |
1982年1月 | 水中の極微量リンの自動ろ紙比色分析技術を工業技術院大阪工業技術試験所のご指導を受けて確立 |
1982年4月 | 資本金1,400万円に増資 |
1982年9月 | 総リン自動測定装置の完成 |
1983年3月 | 液クロ用蛍光光度計の完成 |
1983年7月 | 化学発光法アセチルコリンアナライザーの開発 |
1984年1月 | コロニーカウンターの発売開始 |
1984年11月 | 電池等価回路測定装置の開発 |
1985年6月 | 新社屋に移転 |
1985年11月 | 特許 第1288523号 登録 |
1985年12月 | 分極分布測定装置の開発 |
1985年12月 | タンカーバラスト排水用オイル計の国産化 |
1986年7月 | 遺伝子細胞導入用電気パルス発生装置の商品化 |
1987年3月 | 電気細胞融合装置の商品化 |
1987年9月 | 実用新案 第1697035号 登録 |
1987年12月 | 遺伝子導入銃の開発 |
1988年3月 | 遺伝子増幅用プログラマブルイニュベーターの商品化 |
1989年10月 | 実用新案 第1790996号 登録 |
1990年6月 | 近赤外線散乱光度法による濁度計の商品化 |
1990年11月 | 実用新案 第1838928号 登録 |
1991年1月 | ベルチェ素子を用いた各種ドライインキュベーターの開発 |
1991年9月 | 光合成同化箱付き植物瞬間凍結装置(フリーズクランパー)の開発 |
1991年11月 | ダム湖・湖沼検査用直浸型DOCモニターの完成 |
1991年12月 | 実験室用濁度・SS計の商品化 |
1992年5月 | 米糀発酵温度調整装置の開発 |
1992年7月 | 水中全炭酸濃度測定装置の開発 |
1993年3月 | レーザー測光による微小繊維径測定装置の開発 |
1993年5月 | 上水管理用濁色度モニターの開発 |
1993年9月 | 用排水管理用UV色度計の開発 |
1993年12月 | ポリクロメーターを用いた酸化態窒素モニターの商品化 |
1994年4月 | 上水高度処理管理用溶存オゾン計開発 |
1994年5月 | ポータブル汚泥界面計の商品化 |
1994年6月 | 気相オゾンモニターの開発 |
1994年10月 | ガス抽出置換導電率変化測定方式によるアンモニア態窒素モニターの開発 |
1994年12月 | 気象調査用センサーゾンデの開発 |
1995年1月 | 上水管理用高感度DOCモニターの開発 |
1995年2月 | 近赤外線散乱光度法による浸漬型濁度指示計の開発 |
1995年4月 | 溶存オゾン計の開発 |
1995年6月 | ガス置換化学発光検出法による硝酸・亜硝酸・アンモニア三態窒素モニターの研究 |
1996年5月 | 特許 第2519330号 登録 |
1997年4月 | 実用新案 第2540734号 登録 |
1997年5月 | 特許 第2639624号 登録 |
1998年1月 | クリプトスポリジウム対策用レーザーネフェロメーターの商品化 |
1998年3月 | 高機能化有機汚濁モニターの商品化 |
1998年5月 | ろ過池洗浄排水管理用浸漬型濁度計の開発 |
1998年5月 | 緩速ろ過池等用投込み設置型高感度濁度計の完成 |
1999年1月 | 薬液封入洗浄方式浸漬型有機汚濁モニターの商品化 |
1999年3月 | 紫外線吸光式オゾン制御モニターの商品化 |
2000年12月 | 全リン・全窒素濃度同時計測装置の商品化 |
2001年2月 | 半導体産業用高濃度オゾン計の開発 |
2001年8月 | インライン吸光モニターの開発 |
2001年10月 | クロロフィル蛍光モニターの開発 |
2001年12月 | 上水フッ素イオンモニターの開発 |
2002年1月 | ハンディー型透視度、濁度、色度計の開発 |
2002年3月 | TP/TN/COD用試験管加熱分解装置の開発 |
2003年3月 | 上水原水管理用濁度モニターの開発 |
2003年3月 | 特許 第3404500号 登録 |
2003年5月 | プラント管理用高濃度フッ素イオンモニター開発 |
2003年7月 | マルチファンクション泳動電源装置の開発 |
2004年11月 | 膜透過(TTS)実験装置の開発 |
2005年7月 | 溶剤高圧噴射チャンバーの開発 |
2007年4月 | 株式会社 イーアールシーのグループとなる |
2007年6月 | 小型高濃度オゾン水製造装置の製作 |
2009年5月 | 株式会社イーアールシーとの資本提携解消 |
2012年2月 | リン酸計 高濃度対応の開発 |
2014年10月 | 自動溶存マンガンモニターの開発 |