高度浄水処理とは

従来の浄水処理は、懸濁物質の除去を目的とした「急速ろ過処理方式」を主体としていました。

一方、湖沼やダムの富栄養化の進行によるカビ臭や、河川の汚濁による有機物の増加は、水道水の殺菌などとして用いてきた塩素と結合し、トリハロメタンなどの有機塩素化合物を生成し、人の健康に影響を与えることが明らかになりました。

しかし、「急速ろ過処理方式」では、カビ臭やトリハロメタンなどの溶解性物質を除去することは難しく、より安全でおいしい水を供給することが困難な事態となっていました。

そこで、カビ臭除去とトリハロメタンなどの低減を目的とし、「オゾン・粒状活性炭併用処理」を中心をした、高度浄水処理の研究が行われました。
現在では、オゾン処理設備が各地で導入され、カビ臭や有機物除去の目的のため、高度浄水処理システム・高度浄水処理設備として利用されています。

理工化学研究所の測定器

「水質総量規制」により規制されている、化学的酸素要求量 (COD) について、下水処理場や民間の工場排水処理施設の最終放流地点などでの測定に使用されています。

UV計 (有機汚濁モニター) 標準型 UVR-3000

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