全窒素とは

水中に溶解している無機態窒素化合物と、有機態窒素化合物中の窒素の総量になります。
無機態窒素は、アンモニア態窒素、硝酸態窒素、亜硝酸態窒素であり、有機態窒素は、タンパク質、アミノ酸、ポリペプチドなどの動植物の組織成分と、これらの分解過程に含まれる窒素、尿素などです。

全窒素の汚染源

石油化学工場、繊維工場、肥料工場、食品工場などの工場排水や、農業排水、生活排水、し尿処理施設の処理水になります。

全窒素の代表的な測定方法

紫外吸光光度法

  • 試料水に、ペルオキソ二硫酸カリウム、水酸化ナトリウムを加えて、高圧容器で加熱分解し、窒素化合物を硝酸に酸化させます。(有機窒素が、無機窒素 (硝酸イオン) になります。これで、窒素がすべて無機窒素になり、測定できる状態になりました。)
  • 加熱分解した試料水が、酸性になるように塩酸を加えます。
  • 紫外光 (220nm) にて、吸光度を測定します。

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