全リンとは

水中に溶解している無機態リンと有機態リンの総量になります。
無機態リンは、オルトリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、オキシリン酸塩などで、有機態リンは、リンアミド類、リンアミド類、リンタンパク類、リン脂質類などです。

■ 全リンの汚染源

肥料工場、石油化学工場、繊維工場、食品工場などの工場排水や、農業排水、生活排水になります。

■ 全リンの代表的な測定方法

ペルオキソ二硫酸カリウム分解法

  • 試料水に、ペルオキソ二硫酸カリウムを加えて、高圧容器で加熱分解し、試料水中の有機リン化合物をオルトリン酸に酸化させます。(有機リンが、無機リン(リン酸イオン)になります、これで、試料水中のリンがすべて無機リンになり、測定できる状態になりました。)
  • 加熱分解した試料水に、L-アスコルビン酸、モリブデン酸アンモニウム、酒石酸アンチモニルカリウムを加えて、青色発色させます。
  • 赤外光(880nm)での、吸光度を測定します。

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